2005年11月29日

武士道か日本円か

人間として読むか
日本人として読むか
そこから見えるものは


日本がどのような国なのか、明確には答えられない。
中国留学では不甲斐無さを感じていました。

特に凹んだのは、旅行中に列車の中で出会った方と話しをしていた時。
相手は「中国はこういう国だ!」とバシバシ言ってくる。
でもこっちは「何と言うか・・・」と煮え切らない意見しか言えなかった。

さらに
国外の映画に映し出される日本人・日本像の奇妙さ。

世界のどの国よりも日本という国がどう見られているかに敏感な日本人。
またその日本人が持っている「日本」の感覚。

日本のナショナリズム→帝国主義
という批判も多い東アジア情勢(とくに中韓情勢ね)

違和感を抱きつつ、明確に反論できない。

こうした中で、いかに「日本」を捉えるのか。
また周りからどのように捉えられてきたのか。


ルース・ベネディクトの『菊と刀』(1948年)から

ポール・クルーグマンの『経済政策を売り歩く人々』(1995年)まで

日本文化から見た「日本人論」から

日本経済から見た「日本論」までの流れ

そして、日本国内から湧き出る「日本」

こうした一連の流動を
Systematicにまとめられています。

ただし、アメリカ視点の日本分析の流れと日本国内の動きに集中しています。
日本でも売れた「日本人論」「日本論」関連の書籍を対象に比較・検証しているわけだし、
アジア地域から出た「日本」を捉えた書籍の偏り具合とその少なさもあるので、仕方ないですね。

でも、『菊と刀』を読んだ時の衝撃、
『文明としての日本型資本主義』を読んだ時の空回り感を
冷静に分析するのに非常に役立ちました。

冷静に分析できたと言いながら・・・
これと言った明確な答えを出せないんやけどね。
頭の中でモワモワした感じやったのが
客観的な見方に出会って
落ち着きを得たという感じかな。

この本を手に取ったのは
先にも書いた『菊と刀』と『文明としての日本型資本主義』が一緒に論じられていたから、どう書かれているのかといった興味本位からでしたが、読んでビックリ!
とても客観的に分析されていたので、偏った考えに陥りがちなところに警鐘を鳴らしてくれるものでした。

今日は書き方を変えてみました。
長い前置きやったね・・・
今回読んだ本はこちらです!

ISBN4621052306 『日本人論・日本論の系譜』

 石澤 靖治 (著)

 丸善ライブラリー




「日本」という国をどう読みますか?

あ、そうそう
『文明としての日本型資本主義』の著者は
ミスター円」こと榊原英資
posted by シャンヂョン | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書
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